レ・ミゼラブル 千縄楽を終えて…

ミュージカル『レ・ミゼラブル』千縄楽

本当に素晴らしい舞台でした。
日本初演から24年。
今年4~6月の公演を最後に、もうこれと同じ舞台は観られない。
最後に自分の心にしっかりと焼き付けておこう…
そんな想いで8公演も観ました。

今月12日にとうとうその最後の幕が降りました。
私は幸運な事にこの千縄楽に参加する事ができました。

終わった時、淋しかったり空虚だったりという気持ちを持つのかと思っていたのに、なぜか違っていました。
そればかりか、不思議なほど満たされた気持ちでした。

長年この舞台に取り組んで来られたSPキャストが演じる最終公演。
役者さん達のレミゼへの愛情がたっぷり詰まった、魂のこもった渾身の演技は、言葉にはできないほどに素晴らしいものでした。
皆さん役と共に生きている…とさえ感じられました。

途中、泣いていらっしゃるのか、声が涙声だったり、僅かにかすれてらっしゃったり…そんな役者さん達の想いが伝わってきて胸がいっぱいで、何度も泣けてしょうがなかった。

カテコも涙…涙…でした。
本当にこの作品、この舞台に巡り逢えて幸せでした。
忘れない…一生の宝物です。