今日は、結婚記念日☆

実は、今日は私達夫婦の「結婚記念日」です。

結婚して20数年、もう数える気も無いのですが・・・
一応数えてみたら、23年目でした。。。

まぁ、年齢不詳でずっといきたかったのですが、大体バレてると思うし、
チャゲアスファンは全然知られてもいいんだけど。。。
やっぱり、貴教ファンには知られたくない乙女心があって(笑)
でも、いいや。もう・・・

まぁ、こんな時にしか書けないので、私達のこと、書いてみようかな…
暇な人と、興味のある人(いないよね)お付き合いください。


彼との初めての出会いは、結婚する4年前
福岡の大学に行っていた彼がゴールデンウィークに実家に帰ってきていた時、
彼の友達と私の友達が友人関係で、暇だからみんなでエキスポランドに行こうって事で、
誘われたのがきっかけ。

初めて見たときは、『わ~~おっかなそう~~』って思った。
どっちかっていうと、硬派なイメージ。
なのに、ジェットコースターで怖がってる姿がいやにかわいかったり、
笑い顔がステキだったり、知らない間に最初の恐いイメージが変わっていた。
でも、楽しかったけど、その時はそれだけで終わった。

それから一年後、就職で大阪に戻って来て、またこの前のメンバーと会おうよってことで、
今度は、生駒の山上遊園地に行った。
私の友達は、私がちょっと彼に気があるのを察して、何かと2人になるよう気を利かせてくれた。

そんな事もあって、何度かみんなと遊びに行ったりするうちに、
何となく付き合うことになった訳で・・・
ちゃんと付き合い始めてからは3年で結婚。

周りの人が言うには、大恋愛らしい(笑)
その間には、2人しか知らない、泥沼もあったりするわけで、
そんなこと、友達に言えることじゃないし…

付き合って1年目ぐらいに、彼はバイクで大事故にあった。
当時、750ccのバイクに乗ってた彼は、何を思ったか、トラックに突っ込んだ。
避けるに避けられなかったらしく、飛ばされて、意識不明の重態
その時旅行中だった私は、何も知らずにいた。今みたいに携帯もないし…
次の日、なんばまで迎えに来てくれる約束の彼が時間になっても現れないので、
家に電話したら、電話に出たのはお父さんだった。
「事故に遭って、今病院にいる」
その言葉を聞いた時は気を失いそうになった。
震える身体を何とか抑えて、その足で、なんばから近かった病院に直行
病院にいたお母さんは、やっと命は取りとめたと話してくれた。
事故後暫く意識も無く、今日やっと気が付いたが、怪我の痛みで苦しんでいると聞き、
薬で眠っている彼を一目だけ見て帰った。
助かったんだ・・・って安堵感と、これからどうなるのかという不安で、
どう家に帰ったのかも憶えていない。

後で彼が話してくれたその時の話。

「真っ暗なところを1人で歩いてると、向こうに明るい光が見えてきた。
あっ、あっちに行けば良いんだ…って思って、歩いていると、後ろから自分を呼ぶ声がした。
自分はあっちに行こうと思っているのに、あまりにうるさいので、よく聞くと母親の声だった。
もう、しょうがないな~~って思って、光の方向へ行くのをやめて、声のする方に歩いていった。
気が付くと病院のベッドの上で、必死に自分を呼ぶ母親がいた」


そう、彼は臨死体験をして帰ってきた人なのだ。
この話を聞いたとき、母の愛って凄いんだなって思った。
私はこの時、例え傍にいたとしても、彼を生き返らすことは出来なかっただろうと思う。

事故の大きさに比べ、怪我も手首と足の骨折だけで、頭も脳震盪は起こしたものの、
しっかりしたヘルメットに守られていたため、何度かの手足の手術をして、障害も無くてすんだ。
奇跡。そういうしかなかった。

3ヶ月の入院中、2~3日に一度は病院に通っていた私を見て、
彼は結婚しようと決めたみたい。
彼の両親も、仕方無いなって感じで、お母さんも私が病院に行くと、
彼を任せてさっさと帰ってしまうようになったし(笑)

彼は「一度天国に行きかけたから、もう、死なない」って私に言った。
そうして、今も、病気をすることも無く、元気に傍にいる。約束通りに・・・



彼と結婚した理由は、
お互いの自由を尊重しあえる相手だから。
それと、何があっても、家族を飢えさせない人だと思ったから。
そのためなら、きっと辛い仕事、きつい仕事をしてでも、支えてくれるだろうという安心感があった。
暖かい、優しい家庭ができると思った。(実際できてるんだと思う)

彼は、温和でめったに怒らない。
眠い時と、お腹が空いている時、自分の遊びを邪魔された時しか怒らない。
まるで、子供みたいだけど・・・
だから、私がこんなに自分勝手に遊びまわっていても、文句は言われない。
その代わり、私も彼が遊びに行くことに口は挟まない。
お喋りでもないし、凄く気がつく人でもない。
ちょっと見は取っ付きにくいけど、気は良い人。
子どもも大好き。
おまけにハンサム。若い頃は草刈正雄に似ていると言われてた。(知ってるかな?若い子たちは…)
ほんと、言うこと無い旦那様だよね。


あれから、23年
友達にもいまだに羨ましがられる旦那様だけど、
もともと、あまりおじ様が好きでない私は「そう?」って感じで(汗)
でも、きっと私には勿体無い旦那様なんだろうな。
ぐうたらで、遊び好きで、家事が大嫌いな奥さんを持って、かわいそうだなって思う。
でも、あまり優しくしてあげれない。なんでかな・・・


そんな訳で今日も彼は、釣りに行ってます。
帰りもきっと遅いかな。
この歳で(前にも書いた事あるけど、チャゲアスと同い年)一緒に遊ぶ友達もいるし、
1人でも遊べるし、私の後を付いて回ることも無い。
世話の焼けない、いい旦那様。

23年前の今日は、本当に幸せいっぱいの花嫁だったな☆
気持ち的には「熱い想い」そのままだった・・・

それが、いつの間にか、その想い、子供に持っていかれちゃったのよね。


『no no darlin' 雨の向こうに 広がる空を
     いつもふたりで 呼んで来たじゃない

   no no darlin' 言葉よりも やさしいお花を
       いつもふたりで 育てて行こうよ 』

この歌を初めて聴いた時、何年かして歳を取った時、旦那様と一緒に聴けたらいいなって思ったのよね。

だから、もう一度愛していけたらいいんだけどな・・・