【My Game is ASKA】 コンサートツアーラスト・レポ

〔 始めに…めちゃくちゃ長いです。これは自分のこの日の感動を忘れないために、書き残したものです。何も参考にしていないので、MCの言葉もそのままではなくイメージで書いたりしています。とにかく、終わった後は放心状態!!何も憶えていないような状態から、少しずつ想い出しながら書きました。間違ってる場所も多々ありますが、お許し下さい。本気で読もうと思われる方だけ読んで下さい。〕

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3/17 PM 6:35
ASKA ソロコンサートツアー最終日の幕が開いた。
いつも以上の歓声に迎えられ?H5>『君が愛を語れ』 を、歌い始めるASKA
“これが最後”そんな想いが会場中に溢れていく感じがする。
続け?H5>『birth』 『はるかな国から』 『風の引力』 と、歌っていくASKA
いつものように、丁寧に心を込めて・・・

「今日でラストです。もう何度もラストという日を経験してきました。どのラストもいつもと変わらない気持ちでするんですが、今日はちょっと違うような気がします。でも、今日もいつもと変わらないようにするつもりです。そうできればいいな、と思ってます。」
と、いう感じのことを話し、いつもの『君が家に帰ったときに』の背景説明を始める。
今日もちょっと早口で聞き取り難いかな・・・
でも、相変わらず会場中に笑いを巻き起こして歌い始める?H5>『君が家に帰ったときに』 『In my cercle』 『背中で聞こえるユーモレスク』 とてもいい気持ち、音の子守唄に揺らされてる感じ・・・
この感じも最後なんだな~。

MCが始まる前に、ASKAはじ~と黙って、会場を暫く見つめていた。
会場から〝ASKA~〟〝ASKAさ~ん〟という声がかかる。
その声を、ひと声ひと声を、確かめるように何も話さず微笑みながら聞いていた。
会場は思った以上に静かで、ASKAが話し始めるのをじっと待っている。
話し始めたASKAは 〝その後がないんだよね~〟
会場からは 〝大好き~〟と言う声が・・・
ASKAは会場の全員に向かって、〝大好きだよ!!〟と答えてくれる。
一気に会場中が 〝きゃ~〟と沸く。
それを嬉しそうに見つめながら、MCを始める。

ツアー途中から始まった即興歌
今日は自分でこんな感じでって設定したのを受けて、澤近さんがピアノを弾き始めたが、
イメージが違うのか「あっ、やっぱりやめ」って、仕切りなおし。
そして、SCENEⅢの流れを汲むような曲を歌い始めた。
私的には神戸が一番だったけど、今日のもステキ!!
「奇跡Ⅱと言える曲が出来たね」と満足げなASKA
そして静か?H5>『愛温計』 『good time』 を、歌い始める。

いつものように、福岡公演で片手倒立をして降りる時に失敗した話を、みんなをハラハラさせながらも面白く話す。考えたら笑える話じゃないよね。大怪我するとこだったんだから・・・
「手を着いたモニターがするすると動き出して自分の身体はこんな状態で・・・」
と、両手を使って説明
「床に落ちた時、グチャって音が聞こえた気がするのよ」
「とにかく痛くって、普通なら暫く我慢すると痛みが引いていくのに、全然引かないんだよね!!もう、ダメかな~って思っていたら、スタッフが気付いてやってきて、マイクだけ拾って僕に渡してさっさと帰っちゃうんだよ~」で、会場大爆笑!!
そして、その後遺症を治してもらった、香港整体師の話に続く。
「着替えさせられてビックリだよ、緑色のブルマだよ!!おまけにそれが紙で出来てるの!!裸で腰がかぼちゃって状態に・・・」
で会場またまた大爆笑!!
ASKAは、整体師さんが話す言葉を「ダイジョブ、ダイジョブ、スグナオルネ」「ハイ、ナオタヨー」と、中国人風のイントネーションで言いながら、
「みんな、信じてるけどこれイメージだから、実際にはこんな風に話してないから」と、
自分で笑いながら話す。
そして、股関節亜脱臼した時のクリスタルキングチームとの野球の試合の話へと移る。
この延々と長いMCも最後なんだな~っと思いながら、
笑いながらもどんどんと寂しくなっていく自分を感じずにはいられなかった。

今日もやっぱりMCのせいで次の曲が歌いづらいのか、わずかに間をおいて歌い始める?H5>『girl』 『同じ時代を』 本当に同じ時代に生まれ、今、ASKAの歌を聴いていられる自分は、
なんて幸せなんだろう・・・
心に込み上げてくるものを感じながら聴く。
大好きな?H5>『月が近づけば少しはましだろう』 この曲には毎回感動させられた。
歌い上げるASKA・・・
ASKAでしか歌いきれない歌、心の震えが止まらない。

いつのMCで話したのか思い出せないのだが、このタイミングだったかな・・・
「ずっと曲を書いてきたんだけど、最近宗教色が強いねとか言われるんだ。僕は宗教というのは、全然悪いものだと思わないのね。言ってみれば音楽も宗教と変わらないんじゃないかな?!今もう色々な音楽があってどれを自分が選んでいくのか・・・ここに来てくれているみんなも、同じ気持ちを持った人が集まってくれているんだと思うのね・・・僕は僕の中に自分だけの宗教を持っています」
といったことを話した。
私も自分の中だけに自分だけの宗教を持っていると、想う事がある。
だから、ASKAの話そうとしている事がよく解る気がする。
でも、『ASKA教』の信者はいっぱいいると思うけどね!!

バンドメンバーの紹介が始まる。
今日は名前だけを紹介し、一人々がっちりと握手していく。
最後まで納得のいくステージが出来た事を確認しあうように、成功を祝うように・・・
「このメンバーで行って来ます~(少し間を空けて)と、言って始まったツアーもこれが最後です。」
そして、メンバーに感謝しつつ歌い始める。
『yuo & me』
この曲を歌う時のASKAの表情が大好きだった。
この時ばかりはずっとオペラグラスでASKAを見つめる。

そして、ラストへと続くロックなASKA
会場中が一気にヒートアップしていく。
『共謀者』 『花は咲いたか』 『Now』 『loop』 『晴天を誉めるなら夕暮れを待て』
をカッコよく歌い上げていく?H5>『next door』 今日一番心に沁みた歌
 〝僕らはきっとこのままで・・・このままで
   僕らは何も変わらずに・・・変わらずに〟
歌うASKAを見つめながら〝ずっとこのままで、ずっと変わらずに・・・愛していくよ〟
心に響く、胸を打つ歌声に、涙が込み上げてくる。
その想いを抱いたまま、散文詩『いつまでも懐かしい人』へ・・・
一言一言、ていねいに、心を込めて朗読するASKA
これが始まると、もう終わってしまうんだという想いが沸々と込み上げる。
〝いつかまたお逢いしませんか〟
この言葉に導かれるように六度も会場に足を運び、
そして、今日は〝次はいつお逢いできるのですか・・・〟と、
心の中でつぶやきながら、一層寂しさを感じる私。
そし?H5>『心に花の咲く方へ』 ASKAに出会えた縁、繋がった円を感じながら聴く。
〝今日に明日に 寂しくなったら 心に花の咲く方へ〟
私の心に花が咲くのは、それは、ASKA あなた自身だよ・・・と心の中でつぶやく。
最後?H5>『抱き合いし恋人』 前奏とともにスクリーンに、美しい無数の宇宙の星が映し出され
ステージ中が少し紫がかった紺色に染まる。
この美しい照明が好きだった。
そして、その中で気持ちよく流れる『抱き合いし恋人』は、コンサートで大好きになっていった曲。
やさしく、やさしく歌うASKAがとてもステキだった。

そして、大きな拍手の中、本編終了
客席はみんな立ったままいつも以上の大きな拍手でアンコールを待つ。
いつもより少し出てくるのが遅い。
きっとこの拍手をステージのそでで聞いているのだろう。
最後のアンコール、自分を呼ぶ拍手と掛け声、
CHAGE&ASKA では行わないアンコール、
惜しむように、感慨深く、きっと聞いていたに違いない。

嬉しそうに出てきたASKAは、いつものように
「あれっ!今日は綺麗なお客さんが多いんじゃない~、きみは薔薇より美しいんじゃないかい~」
と、みんなを喜ばせながら?H5>君は薔薇より美しい』 を歌い始める。
スクリ-ンに大きな赤い一輪の薔薇が咲いていく。
曲の間に大きなクラッカー(ガン)が打ち上げられ、その中から沢山の赤い薔薇の花びらが飛び出してくる。
舞い落ちる薔薇の花びらの中で歌うASKA、本当に楽しそう。
満場の拍手の中、マイクの前の花びらを踏まないよう手で除けてから、MCが始まる。
「僕の相棒が武道館1日目だったかな?観にきてくれて、後は会わなかったんだけど、僕に〝もう、何も教える事は無い〟と伝えてくれと・・・いやいや、こっちは、まだまだ教える事がいっぱいあるんだよ・・・」と、なんかチャゲASKAらしい言葉に会場大爆笑!!
そし?H5>『cry』 泣きそうになる。
最後?H5>『はじまりはいつも雨』 歌い始めると必ず会場から〝うわ~!!〟と声の上がる曲
それほど、みんなに望まれ、愛されている曲
大切に大切に愛しむように歌っていくASKA
1番を歌い終わるといつも以上の拍手の中、ゆっくり礼をする。
2番が始まると感動とともに、もうこれで本当に最後だと、涙と寂しい想いが込み上げてくる。
このまま、ずっと続けて欲しい・・・ずっと聴いていたい・・・
ASKAをずっと見ていたい・・・

最後に銀テープの幕がステージに下りる。
メンバーと抱き合い手を繋いで礼をする。
ステージの端から端まで行き、会場中遠い遠い私達の方まで見回しながら、
手を振り、生声で叫び、その声も拍手と歓声で消されていく。

惜しむように手を振ってステージを去っていくASKA
その姿に〝ありがとう・・・〟と、何度も心の中でつぶやいて、
そして、ツアーの幕が閉じた。

鳴り止まない拍手・・・どれぐらい長い間鳴り続けていただろう。
最後の最高の【standing ovation】!!
みんなの願ったアンコールは会場の時間の都合もあって、とうとう叶わなかった。
姿だけでも見せて欲しかった・・・
でも、心に残る素晴らしいラストだった。
きっといつまでも忘れられないコンサートになることだろう。
私にも・・・そして、ASKAにも・・・
 

『全34公演、お疲れ様でした。本当に本当にありがとう。』


終了時間は9時半を過ぎていた。
雨から始まった大阪ラスト2DAY
満ち足りた気持ちで見上げた夜空には、月が美しく輝いていた。