ワシントン ナショナル ギャラリー展

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いつも遅々の日記ですが

先週、京都にワシントンナショナルギャラリー展を見に行ってきました。

絵画はヨーロッパって印象が強いので、アメリカの美術館の所蔵がどんなものか興味もあり…

印象派・ポスト印象派のコレクション83点の出展でした。

マネ、モネ、ルノワールセザンヌゴッホ…他にも有名な名前がずらりと…

これほど沢山の素晴らしい作品を見られるとは、入るまで知らなかったという…お見それしました

中には日本初公開のゴッホの自画像やセザンヌの赤いチョッキの少年などもありました。

この「赤いチョッキの少年」は教科書にも載る有名な絵ですが、実物を見てすごく好きになりました。

見に行ってからしばらく経った今でも心に残ってるのが、「モネの日傘の女性、モネ夫人と息子」
淡い色調で優しいトーンのこの絵は、まるで映画のワンシーンを切り取ったような生き生きとした動きのある絵で、爽やかな風が通り過ぎていくような感じがします。

風景画の方が多いモネの作品の中あって、この絵は人物画の部類に入るのでしょうが、もはやその人物さえも自然と調和して風景の一部であるかのように思わされます。

自分は印象派の中ではモネが一番好きなんだな…と感じました。

意外にルノワールの作品に人物画以外の作品も多かったです。

印象派の優しい画風が好きな方には、お勧めの絵画展だと思います。


私は絵画を見る時、その作品が作られた背景や絵の技術は後回しで、ただ、自分の心に響くかどうかだけで、好きな作品を決めます。

絵画鑑賞は難しいから…と敬遠する方が多いですが、見方が分からないからなんでしょう。
でも構える必要はないと思います。

まず、真っさらな気持ちで絵に向き合ってじっと観る。
その時少しでも心を惹かれるものがあればそれで良いのだと思っています。

背景や作者については、その後に興味を持てれば調べたりすれば良いし、絵を描く訳じゃないので、技術はへ~ってぐらいで良いんです。
そうでなきゃ、絵画は益々大衆から遠い所に行ってしまいます。

いつも好きだな…と思った作品の前に立ち、じーっとしばらく観ています。
そして、心がドキドキしたり、ぽ~っとしたり、穏やかになったり…
何らかの感動を受けて帰ってきます。

次はどんな絵画がやってくるのか楽しみです