映画『日輪の遺産』見てきました。

9/1はファーストディなので、映画『日輪の遺産』を見てきました。

私の大好きな作家、浅田次郎さん原作です。

主役の真柴少佐にこれまた大好きな堺雅人さん。

ストーリーは、

ある老人の死により、今まで隠していた秘密を家族に語り始める妻(八千草薫)

それは、終戦間近の8月10日の遠い過去に遡った。

帝国陸軍上層部に、敗戦後の日本を建て直す為にと奪取した、マッカーサー元帥の時価約900億円の財宝(現在の価値で200兆円の金塊)を、極秘で隠すという密命を受けた真柴少佐、小泉中尉(福士誠治)、望月曹長(中村獅童)は、勤労動員として召集した20名の少女達と無事に移送作業を終え終戦を迎えるが…
そこには予想外の事態が待ち受けていた。

軍人としての生き方、汚れなき心を持つ少女達の生き様、それぞれがどう生きどう死んで行くのか、葛藤し決断していく姿を描いた作品です。

果たして日輪の遺産とは何か…

映画が終わる時、それが見えてきました。

そして現代を生きる私達は、この遺産をちゃんと受け継げているのか…
と考えさせられました。

軍人として命令を遂行するべきか、人として正しいと思う道を選ぶのか、苦悩する少佐役の堺さんが良いですね。
軍服姿もステキです
軍人にしてはちょっと線が細い感じだけど、実直で真面目な感じが役と合ってます。

小泉中尉の福士さん、最近出番が多いですね。
いや~良かった
最初気弱な性格の役なのかと思ったら、抜群にキレる頭と先を見通す目で少佐を助けていく、頼もしい相棒役でした。


望月軍曹の獅童さん、実は私は人間的には嫌いなんですが(好きな人ごめんなさい)、役者としてはここでも良い味を出してます。

そして何より少女達が可愛くてステキです。
とだけ言っておきましょう。

何度も泣けてしまって、見終わった時には目が真っ赤で、ちょっと恥ずかしかった

浅田文学らしい、スケールの大きい、心にじーんと来る暖かく哀しいお話でした。

みなさんもぜひ、この大きな遺産を受け取りに行って下さい。